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年寄りじみて来た梁山泊の面々:楊令伝 四 雷霆の章:本読みの記録:S...
北方謙三の「楊家将」、「血涙」からつながる背景を持つ、魅力的な人物として描かれている 本書は、今までどおり、歴史物に名を借りたキャラクター小説である 無敵の将軍や、誰にも負けない豪傑、智謀が冴え渡る軍師、絶世の美女、魅力あふれる君主 新たな国を背負って立つにふさわしい立派な将軍である 他方、新たな登場人物のうち、一番魅力があるのは蕭珪材 ついに最期を迎えることになってしまったが、今まで子午山に集っ
反乱の終結と暗闘の始まり:楊令伝 五 猩紅の章:本読みの記録:So-n...
本書ではもう一つ暗闘が多く描かれており、聞煥章 李冨、高俅 蔡京 王ホ、そしてラストで気になる終わり方をする聞煥章と扈三娘の因縁 戦場で光り輝く男たちと比べて、暗闘する廷臣は非常に醜く映る そして、呉用はまたしても死ぬことができず、複雑な思いを抱いたまま武松に救出されて梁山泊に復帰する はっきり言って、方臘の最期は非常にあっけない終わり方だったので、その分、石宝がよりいっそう輝いて見える 正面
人の心にある弱さ、行き過ぎを描く:楊令伝 六 徂征の章:本読みの記録:...
個人的には、この部分が本書で一番おいしい部分だと思う 全体の流れとしては、大きな戦闘もないし、登場人物に大きな変化が訪れることもない 逆に、後半の童貫と王進の会談については、人生最後で最大の勝負に挑む童貫と、その性格故に隠者とならざるを得なかった王進の対比がうまく描かれているので、両者に人間的な魅力を感じることができた 私の意見は最初にも書いたように、扈三娘と聞煥章の因縁の下りは団塊世代の感覚丸出
東野圭吾が描く悪意:手紙:本読みの記録:So-net blog...
本書は、東野圭吾のファンならはずれが無いし、初めての人でも東野圭吾の実力が十分に発揮されていると言う意味でも十分にオススメできる小説である 「白夜行」や「殺人の門」と同様に、人の悪意と不運に翻弄される人生を十分に描ききった、東野圭吾のすばらしさが出た一冊である このスキルは本書には何の関係もないけど 個人的にはラストが楽観的過ぎて筆者の小説にしてはらしくないと思ったが、逆にそれが他の小説と異なる持
誘拐ミステリの良作:大博打:本読みの記録:So-net blog...
他の の反応はこちら等 誘拐をテーマにしたミステリとしてはグリコ・森永事件をテーマにした高村薫「レディ・ジョーカー」や、貫井徳郎の症候群三部作の一つ「誘拐症候群」が存在するが、どれとも違う独特の味を本書は醸し出している しかし、黒川博行ファンはもちろん、ミステリ好き、大阪弁で生き生きと描かれる登場人物に魅力を感じる人などには自信を持っておすすめできる良作である ポジティブな評価のエントリ ニュート